自社養殖場で冷凍赤虫ができるまで
水質・土壌ともにユスリカの繁殖に適した中国南部にある山里の水田で、ユスリカが 産卵 → 孵化(赤虫) → 成虫 になるまでの約3週間の間に赤虫を採取します。
ここで育った赤虫を井戸水で繰り返し洗い、活きのよい新鮮な赤虫だけを急速冷凍します。
ビタミンなどの豊富な栄養素を壊すことなく包装パックにされていますので、体液がみなぎった張りのある赤虫を魚に与えることができます。
赤虫の採取から出荷まで
1. 赤虫の採取
飼料の鶏糞を水田に入れますと、アオモや微生物が繁殖します。
そして、アオモや微生物の死骸が沈殿して、赤虫の育つ土壌ができます。
2. 採取された赤虫
砂・ゴミを省いた赤虫を集荷します。
3. 洗浄
更に網に入れて水につけますと、活きのよい元気な赤虫だけが出てきます。
4. 赤虫のパッキング
活きのよい新鮮な赤虫だけをパッキングし、急速冷凍します
5. 梱包(箱詰め)
扱いやすい重量の12kgを、発砲スチロール箱に詰める。
6. 出荷
コンテナに積み込み、出荷します。
さんみの冷凍赤虫は 無添加
無添加のエサをあたえて、健康な生命力を維持
赤虫の鮮やかな紅色を保つために食品添加物亜硝酸ソーダ(NaNO2)が使われています。人間の食品添加基準は、70ppm以下と規定されていて、ほとんどのハムやソーセージ等に添加使用されています。
しかし、赤虫の場合、この規定の数百倍の量が使用されていることがあります。このような商品を人間よりはるかに小さい魚に与えると、魚体に良いわけがありません。
例えば、水道水に含まれる塩素の量は、人間には問題ないようですが小魚は大きなダメージを受けます。
赤虫は冷凍しますと、暗赤色に変わり、解凍すると、赤虫本来の鮮やかな紅い色合いに戻ります。このような過程は、無添加商品であることの証です。
亜硝酸ソーダ(NaNO2)の測定方法
15ccの水に、冷凍赤虫 2ブロックを解凍して、上澄み液 5ccを試験水とし、テトラの亜硝酸試薬を滴下して、5分後に測定表と照合しました。